この記事を読むと、訪問看護・介護の記録業務をAIでどこまで効率化できるのか、費用対効果や導入時の注意点まで具体的に分かります✨
以前、兵庫県宝塚市の訪問看護・介護・ケアマネージャーの事業所様からご相談をいただいたことがあります。「利用者様と向き合う時間より、事務所に戻ってからの記録作成のほうが長い」というお悩みでした。同じような課題は、大阪市の訪問介護やデイサービス、介護施設の現場でもよくお聞きします。
こんな悩みはありませんか?
- 💬 訪問件数が多い日は、記録が翌日に持ち越しになってしまう
- 💬 ケアプランや報告書の作成に、想定より時間がかかっている
- 💬 スタッフによって記録の書き方にばらつきがあり、情報共有がスムーズにいかない
- 💬 人手不足対策として何か手を打ちたいが、何から始めればいいか分からない
訪問看護の記録業務、AIで何がどう変わるのか
訪問看護や訪問介護の記録業務にAIを導入する場合、主に使われるのは「音声入力による記録作成」と「記録内容の自動要約」の2つです。訪問先での会話や状態観察をスマートフォンに音声で吹き込むと、AIがテキスト化し、記録フォーマットに沿った文章まで自動でたたき台を作成してくれます。これにより、事業所に戻ってからのパソコン入力時間が大きく減り、スタッフは利用者様との時間や休憩に充てられるようになります。
よく「AIを導入すると記録の質が下がるのでは」と言われますが、実際は逆のケースが多いです。人が疲れた状態で書く記録より、AIが定型フォーマットに沿って整理した記録のほうが、抜け漏れが少なく福祉施設への報告書提出時のチェックもスムーズになる、というご意見を複数の事業所様からいただいています。
AI導入の効果を数字で見る
事例:宝塚市の訪問看護ステーションA様の場合
宝塚市で訪問看護ステーションを運営されているA様は、スタッフ7名体制で1日あたり平均24件の訪問を行っており、記録作成が慢性的な残業要因になっていました。ご相談いただいた際、まず音声入力型の記録AIを1ヶ月間、一部のスタッフだけで試験導入する形をご提案しました。
| 項目 | 導入前 | 導入から52日後 |
|---|---|---|
| 1件あたりの記録作成時間 | 平均18分 | 平均7分 |
| 月間の残業時間(スタッフ平均) | 32時間 | 11時間 |
| 記録の記入漏れ指摘件数(月) | 9件 | 2件 |
導入から52日後の時点で、残業時間はおよそ3分の1まで減り、記入漏れによる修正対応も大きく減少しました。ケアプランの見直し会議に使う時間も確保しやすくなったと伺っています。なぜここまで差が出たのか?理由は単純で、記録の「書く」作業自体をAIが肩代わりし、スタッフは「確認して整える」作業に専念できるようになったからです。
正直に言うと、AIによる記録効率化は、すべての事業所に当てはまるわけではありません。訪問件数が1日5件未満のような小規模な体制で、かつスタッフ全員が記録作業に不満を感じていない場合は、無理に導入する必要はないと考えています。月額のツール利用料が発生する以上、費用対効果が薄いケースでは見送るのが正直な判断です。
とはいえ、宝塚市や大阪市を含む関西エリアでは訪問件数の多い事業所様が大半を占めており、人手不足対策としてICT導入を検討する事業所は今後も増えていくと見ています。小さく試してから広げるやり方であれば、費用面のリスクを抑えつつ効果を確認できます。
よくある失敗:いきなり全スタッフに一斉導入してしまう
AI記録ツールの導入で最も多い失敗が、初日から全員・全訪問先で使わせてしまうケースです。ベテランスタッフほど「今までのやり方」に慣れているため、操作に戸惑い、かえって記録が遅れることがあります。⚠️ 特に、電波の入りにくい建物内での音声入力エラーへの対処を事前に決めていないと、現場が混乱しやすくなります。まずは1〜2名の希望者だけで2週間程度試し、使い勝手を確認してから全体展開する流れが安全です。
まずこの3つだけでいい
訪問看護・介護の記録業務効率化で迷ったら、優先順位はこの3つです。
- ⭐ まず1名のスタッフで音声入力ツールを2週間試す
- ⭐ 記録フォーマットをAI活用前提でシンプルに整理し直す
- ⭐ 効果が確認できたら、情報共有の仕組み(ケアマネージャーへの報告含む)まで拡張する
💡 デイサービスや介護施設のように利用者様の入れ替わりが少ない現場では、記録テンプレートの標準化から始めるほうが効果を実感しやすい傾向があります。
セルフチェック
以下のうち、2つ以上当てはまる場合は記録業務のAI活用を検討する価値があります。
- ✅ スタッフの記録作成時間が1件あたり15分以上かかっている
- ✅ 記録のばらつきで情報共有に支障が出たことがある
- ✅ 人手不足対策として業務改善に取り組む予定がある
- ✅ 訪問件数が1日15件を超える日が週に3日以上ある
まずはここから始めてみませんか?
自分で改善したい方へ
まずは1名のスタッフによる音声入力ツールの試験導入から始めてみてください。
プロに相談したい方へ
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