この記事を読むと、フィットネスジムやスポーツジムがLINEを使って退会を防ぎ、会員をつなぎ止めるための具体的なフォロー術が分かります✨
- 💬 入会したばかりの会員が3ヶ月以内にフェードアウトしてしまう
- 💬 スタッフが忙しくて、足が遠のいた会員に個別で連絡できていない
- 💬 退会の電話が来るまで、その会員が離れていることに気づいていない
ジムやヨガスタジオの経営でもっとも痛い損失は「退会」です。新規会員を1人獲得するコストは、既存会員を1人つなぎ止めるコストの数倍かかると言われています。にもかかわらず、多くのパーソナルジムやトレーニングジムでは退会防止のフォローが「スタッフの声かけ」だけで終わっています。
なぜそうなるのか? 理由はシンプルで、仕組みがないからです。
退会者の8割は「ある前兆」を出している
スポーツジムで退会に至る会員には、共通したパターンがあります。来店頻度が週3回から週1回に落ちる、次第に月に1〜2回になる、そして来なくなる。この変化は記録を見れば一目で分かるはずなのに、スタッフが気づいたときにはもう退会届が届いている——そんなケースが後を絶ちません。
よく「会員が来なくなったら電話でフォローしましょう」と言われます。ところが実際にピラティスやヨガスタジオの案件を手掛けていると、「電話は出てもらえない」「LINEなら既読がついて返信も来た」という現実の壁にぶつかります。特に20〜40代の会員は電話を着信拒否に近い感覚で使っている。これを知っているかどうかで、フォローの効果が大きく変わります。
だからこそ、LINEを使った会員フォローの仕組みが必要なのです。
まずこの3つだけ導入してください
「全部やろうとして何もできない」より、「この3つだけ徹底する」方が退会防止には効果的です。順番通りに取り組んでください。
フォロー術1:来店間隔に応じた自動メッセージ配信
LINE公式アカウント(=LINEが提供するビジネス向けの公式チャンネル機能)とジムの会員管理システムをAPI連携(=システム同士をつなぐ仕組み)させることで、来店から一定の日数が経過した会員に自動でLINEメッセージを送ることができます。
- 💡 最終来店から7日後:「最近来られていますか?スタッフ一同お待ちしています」
- 💡 最終来店から14日後:「今月の無料パーソナルトレーニング枠、まだ空きがあります」
- 💡 最終来店から30日後:「会員継続の特典として、来店時に1回分プレゼントします」
このメッセージはスタッフが手動で送るのではなく、システムが自動で判定して送信します。スタッフは来店対応に集中しながら、フォローだけは漏れなく動き続ける状態を作れます。これにより、担当者の負担を増やさずに離脱防止の網を張ることができます。
フォロー術2:入会直後のステップ配信で「習慣化」をサポートする
退会の半数近くは、入会から3ヶ月以内に発生します。この時期に「通う習慣」が定着しなかった会員が、静かに来なくなるのです。
ステップ配信とは、あらかじめ設定したスケジュールに沿って自動でLINEメッセージを届ける機能です。入会翌日・1週間後・2週間後・1ヶ月後に、それぞれ違う内容を届けることができます。
| 配信タイミング | メッセージ内容の例 |
|---|---|
| 入会翌日 | ご入会ありがとうございます。最初の1週間は週2〜3回のご来店がおすすめです |
| 1週間後 | 慣れてきましたか?初心者向けプログラムの時間割をお送りします |
| 2週間後 | 今週の目標を決めてみてください。小さな目標が継続につながります |
| 1ヶ月後 | 1ヶ月経ちました。体の変化はありましたか? |
メッセージの中に「返信してください」と一言添えるだけで、会員との双方向のやりとりが生まれます。返信が来た会員は、それだけでジムへの愛着が生まれやすくなります。
フォロー術3:誕生日・記念日に合わせた特典メッセージ
会員情報に誕生日を登録してもらっておけば、誕生日当日か数日前に自動でお祝いメッセージとクーポンを送ることができます。「このジムは私のことをちゃんと見てくれている」という感覚が、退会をためらわせる大きな心理的ブレーキになります。
誕生日メッセージは開封率が通常の配信より高く、返信率も上がります。年に1回のタイミングに、来店特典や割引クーポンを組み合わせるだけで費用対効果が高いフォローになります。
よくある失敗:全会員に同じメッセージを一斉送信してしまう
LINEを使い始めたジムやヨガスタジオが最初にやりがちなのが、「全会員に同じメッセージを一斉送信する」運用です。キャンペーンや営業時間変更の告知であればまだよいのですが、「最近来ていないですよ」という内容を先週3回来た会員にも送ってしまうと、読んだ会員は「うちのジム、会員のことを全然見ていないんだ」と感じます。それが逆に退会を促すきっかけになることもあります。
来店頻度や入会時期でセグメントを分けて配信するのが鉄則です。これがシステムと連携することの最大のメリットでもあります。
導入事例:大阪府高槻市のトレーニングジム
以前、大阪府高槻市のトレーニングジムからご相談をいただいたことがあります。スタッフ3名で営む会員制のジムで、月の退会者数が7〜9名で推移しており、「新規入会と退会がほぼ相殺されてしまって会員数が増えない」という状況でした。
既存の会員管理システムにAPI連携でLINE配信機能を追加し、来店間隔に応じた自動フォローと入会直後のステップ配信を導入しました。設定完了から43日後、月間退会者数が9名から4名に減少。退会率の改善が会員数の純増につながり、半年後には月の会員数が17名増えた状態で安定しています。
また、兵庫県宝塚市のヨガスタジオからもご依頼をいただきました。こちらはピラティスと複数のヨガプログラムを展開していて、入会後1〜2ヶ月で来なくなる層が課題でした。ステップ配信と誕生日特典メッセージを組み合わせた結果、3ヶ月以内の退会率が導入前と比べて37%改善されています。
正直に言うと、LINEだけで退会をゼロにはできません
正直に言うと、「LINEさえ使えば退会は防げる」という考え方は、サービスそのものに問題がない場合にのみ当てはまります。施設の清潔感、スタッフの接客、プログラムの質——これらに根本的な課題があれば、どんなに丁寧なフォローメッセージを送っても退会は止まりません。だからうちでは、LINE連携の設計と同時に「どんなメッセージを・いつ・誰に送るか」の設計を必ずセットで提案しています。
逆に言えば、サービスに自信があるスポーツジムやパーソナルジムにとって、LINE連携は退会防止の最も費用対効果が高い手段の一つです。フォローの仕組みを一度作れば、スタッフの手を借りずに365日動き続けます。相談だけでもお気軽にどうぞ。
あなたのジムは大丈夫?退会リスクのセルフチェック
- ✅ 最終来店から2週間以上経過した会員を、翌日に把握できていない
- ✅ 入会後1ヶ月以内の会員に、スタッフが個別でフォローできていない
- ✅ 退会の連絡が来て初めて「そういえば最近来ていなかった」と気づくことがある
- ✅ LINE公式アカウントはあるが、配信が月1〜2回の一斉送信のみになっている
2つ以上当てはまるなら、会員フォローの仕組みを見直すタイミングです。
まずはここから始めてみませんか?
自分で改善したい方へ
まずはLINE公式アカウントの「自動応答メッセージ」設定から始めてみてください。無料プランでも一定のキーワード反応と自動返信が設定でき、来店案内や営業時間の自動返答くらいなら今すぐ動かせます。
プロに相談したい方へ
「会員管理システムとLINEをつなぎたいが、どこから手をつければいいか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。現状の課題と改善ポイントを、専門用語なしで分かりやすくお伝えします。
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